日本华人论坛 日本縦断長文読解



日本 - <北海道>



その日、釣れた魚はアカマツ一匹だけだった。



友だちは小魚を何匹か釣り上げた。けれど、アカマツ一匹の方が価値がある、と友だちも認めていた。この魚はめったに釣れないんだ。鮎(あゆ)よりも珍しいくらいだ。



釣り竿(ざお)を借りたお礼にアカマツは友だちにプレゼントした。釣った魚を持って帰る用意をしていなかった[u]。[/u][u]①釣れたということに満足していた[/u]ので、惜しいとは思わなかった。



河原に降りて、川の水で手を洗った。魚臭さはなかなか取れなかった。川の水は[u]②冷[/u]たくて、すぐに手が赤らんだ。

家に戻ると、母親に釣りの話をした。

母親は夕食の[u]③支度[/u]をしながら、黙ってぼくの話を聞いていた。

釣りをしてもいいかな、とぼくは訊(き)いた。



お父さんに相談してみなさい、と母親は答えた。

夜遅く帰宅した父親は少し酒に酔っていた。アカマツを釣った話をすると、そうか釣りをしたのか、とつぶやくように言った。アカマツがどんな魚なのか、父親も知らない様子だった。



ぼくたちの家族は転勤族で、この町に来て数年しかたっていなかった。土地特有の言い回しには慣れていたけれど、釣りをしない父親は魚の呼び名には詳しくなかった。アカマツが何なのか、ぼくは今でもわからない。イワナかヤマメかと思いもするけれど、実際はもっとありきたりの川魚かもしれない。



釣りをするのはいいぞ、と父親は赤ら顔に笑みを浮かべて言った。あれは、気が長くなければできないからな。

父親の許しが出たので、ぼくはほっとしながら、自分の部屋に入って、布団に潜り込んだ。釣り竿を買いにいこう、と思いながら目を閉じた。手にアカマツを釣った時の感触がよみがえるようだった。



翌日、ぼくは釣り好きの友だちと[u]④一緒[/u]に釣り道具屋にいった。軒に細い竹竿が何十本もつられていた。新しい竹で、ねじ曲がったものが多かった。竹竿は安い。子どもがおこづかいで買える値段だ。中に一本だけまっすぐで艶(つや)のある竹竿があった。これがいい、と店の主人に言うと、それは売り物じゃない、と主人と立ち話をしていた中年の男が言った。



よく見ると、ぼくが選んだ竹竿の先には糸がくくりつけられ、仕掛けもついていた。誰(だれ)かの持ち物を釣り道具屋が預かっていたようだ。



坊主、と店の主人が言った。他にいいのはないのか?



ぼくは首を振った。目をつけた竿だけがたくさんの竿の中で光っているように見えた。

よし、とうなずいて、白髪頭の主人は竹竿を軒から取ると、しなりを確かめるためか、一度軽く上下に振ってから手渡してくれた。



いいの、と訊くと、いいよ、と店の主人は言った。立ち話をしていた男が驚いたように主人の顔を見た。主人は無言で左右に首を振った。



よかったな、坊主、と立ち話をしていた男が言った。羨(うらや)ましそうな口ぶりに聞こえた。



初めてか、と店の主人は訊いた。



うん、とぼくは竹竿を両手でしっかりと持って答えた。[u]⑤でも、友だちの竿を借りてアカマツを釣ったんだ。[/u]



それはよかった、と主人は言った。竿は大切に使うんだぞ。



はい、とぼくは答えた。



高い料金を取られるのではないか、と思ったけれど、店の主人は張り紙に書いてある値段でその竹竿を売ってくれた。

ついている、と思いながら、ぼくは釣り道具屋を出た。もしかすると、ぼくは釣りをするために生まれてきたのかもしれない。



手に入れた竹竿は、友だちの竿に比べても格段に美しく、上等な感じがした。お前の竿は綺麗(きれい)だな、と釣り好きの友だちも言った。



ぼくは釣り道具屋の主人が好意で[u]⑥譲って[/u]くれた竹竿で、何十匹も魚を釣った。竿のおかげだ。ぼくは釣りに熱中した。将棋のことなど忘れてしまうくらいだった。週末には必ず川で釣をした。釣果(ちょうか)は上がったけれど、アカマツだけは釣れなかった。







設問



1. ③、④、⑥の読みを書きなさい。

2. ② 「冷」と総画数が同じ漢字を、ア~エから選びなさい。

ア 成 イ 安 ウ 声 エ 底



3.   ①「釣れたということに満足していた」とありますが、このときの満足感が再びこみあげてくるように「ぼく」が感じたことを表している文を書き抜きなさい。

4.   ⑤「でも、友だちの竿を借りてアカマツを釣ったんだ。」とありますが、「ぼく」がこのように言ったのは、A「『ぼく』がしたどのようなこと」によって、B「『店の主人』にどのように思われる」と考えたからですか。A、Bの組み合わせとして最も適当なものを、ア~エから選びなさい。

      A               B

ア 竹竿をしっかりと持っていたこと  わがままで強情な子供だと思われるイ 竹竿をしっかりと持っていたこと  実際よりも釣りが下手だと思われるウ 店の主人に、うん、と答えたこと  愛想がよく生意気な子供だと思われるエ 店の主人に、うん、と答えたこと  まだ釣りをしたことがないと思われる





解答



1. ③したく ④いっしょ ⑥ゆず(って)

2. ウ

3. 手にアカマツを釣った時の感触がよみがえるようだった。

4. エ






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<東京>



森林に対する関心が急速に高まった中で、特に目立つのはブナ林に寄せられた多くの賛辞である。最近、世界の自然遺産に登録された白神山地がそのことを象徴している。しかし、ブナ林それ自体を称賛しているようにみえながら、実は人間を中心に置いた価値判断に終始していることをまず指摘しておかねばならない。もちろん人間あっての文明であり文化であるから、そのこと自体が必ずしも間違っているとは言えない。しかし、現在の自然界では、人間は既に生態系の一員から離脱している。したがって、人間の判断が、自然界全体にとっても望ましいものという保証はない。もっと具体的に言えば、人間が自分自身にとっての有用性のみを、絶えず判断の基準としている点に問題があるにちがいない。この有用性という基準こそ、もう一度見直してみることが必要であろう。



初め、ブナ林への関心は、深い森への畏(おそ)れの思いとともに、木材資源という視点から出発したものと思われる。言うまでもなく、有形の効用はだれの目にも明らかだから、これを判断の基準にしたことは当然と言ってよい。次いで注目され始めたのは、森林のもついわゆる公益的機能である。この機能は極めて広範囲にわたり、しかも多様なので、ここに列挙することは避けたい。ただ公益的機能の重視によって、森林一般と同様に、ブナ林にもまた新しい視点からの価値が認められるようになったことは確かである。



価値判断の基準はその後ますます多様になった。殊にレクリエーション機能などは、ブナ林の魅力を急速に増大させたと言える。ブナ林内の快適さや、ブナ林のもつ神秘さがここで意識されるようになった。さらに、従来なかったものとして注目され始めたのは、森林の文化的機能である。生態系としてのブナ林の価値も、この文化的視点から主として論じられている。ブナ林への期待は現在さらに高まっている。

[u]①しかし、このように判断の基準が変わっても、初めに述べたように、あくまで人間にとっての有用性が念頭にあったことには変わりはない。 [/u]しかも、その有用性の背景には、絶えず経済的な判断があった。森林の隠れた機能が次々と発掘され、そのつど人々は新鮮な驚きを覚えたものであるが、せんじつめればいつも経済的な視点にたどり着くのである。思えば、林業経営というものの呪縛(じゅばく)から、人々は逃れることができずにいるのではなかろうか。我が国でも、まるでその証拠ででもあるかのように、森林の効用を金額に換算しようという試みまでなされているのである。しかも、それが一般の人々の理解を助けていることも否定できない。



われわれは、一度人間中心の観点からみた場合の有用性というものから脱却しなければならない。そうすれば、これまで自然や森林の価値と考えられてきたものが、新たな視点から見直されることになるであろう。その場合、価値という表現は適切でないかもしれない。[u]②おそらく自然や森林の価値ではなく、意義とでも表現すべきものであろう。[/u]ブナ林に注目が集まった現在、日本人はこの問題にいやおうなく対面させられたのである。例えば白神山地がなぜ保護される必要があるのか。おそらくそれは存在すること自体に、人知を超えた意義があると考えられるからであろう。だれのために、どう役立つか、などということが問題なのではない。この機会にもう一度自然というものの本質に迫ってみることが、日本人ばかりでなく、人類全体にとって必要とされているのである。



ブナ林との共存といっても、それはむしろ言葉のあやのようなもので、むしろ人間という立場からの発言であり提言であった。既に人間は生態系から離脱しているとはいえ、自分自身の立場をいまさら捨てることはできない。もしそれが可能なら、ブナ林の保全や自然保護の問題も、解決に悩むことはなかろう。人間を生態系の一員として、他のもろもろの存在と同列に取り扱えばよいのである。そうすれば、真っ先に淘汰(とうた)されるのはあるいは人間であるかもしれない。しかし、それが不可能なことはいまさら述べるまでもないであろう。ではどうすればよいか。



それには、人間を自然の支配者と位置付けた西欧の思想から、一日も早く脱却することが必要であろう。[u]③日本人にとって、これは必ずしも至難のことではない。[/u]もともと日本人の自然観は、自然を支配の対象とするどころか、自分自身とは別のもの、すなわち他者とはみていなかったのである。一言で言えばこれは自然との一体感、しかも親和的一体感となるであろう。西欧の科学思想の導入によって、日本人は科学に目覚めると同時に、この一体感を喪失した。この失った一体感を取り戻すことが、日本人にとっては今や急務なのである。



では一体感とは何か。明治以前の日本人が自然を認識の対象にすらせず、そのため自然に相当する名詞すらもたなかった、というような説明だけではとうてい理解されない。おそらく本来の一体感とは、常に自然の側に立って、自然の気持ちを思いやることであるにちがいない。最近 「自然にやさしく 」とか「地球にやさしく」とかいう表現が、好んで用いられる。生態系から離脱した者が、自然を外から眺めて言う言葉としては、いかにもふさわしいように思える。しかしよく考えてみると、人間は常に自然に対して優者の立場にある。そういえば、 「自然保護 」という言葉もまた同様な語感を伴っているではないか。まるで強者が弱者を保護するかのようであるが、むしろ保護されているのは人間であろう。[u]④そのことを忘れて自然を保護すると言い、自然との共存を称(たた)えても、自然の側からみれば 「いまさら何だ。」ということにもなりかねない。[/u]



大切なことは、人間にとって有用なものにだけ目を向け、その活用が自然と人間の関係のすべてだと思う考え方を捨てることであろう。そうなれば、人間は自然の存在自体を尊重するしかない。自然の意志、ないし自然の心を尊重すると言ってもいいであろう。とはいえ、自然の心に迫ることなど、表現することは易しくても実際は至難のわざである。人間にできることは、自然に対して謙虚な気持ちをもつことにほかならない。せめて意識の中だけでも、生態系の一員である自分を自覚することなのである。

(北村昌美 「ブナの森と生きる 」による)



〔注〕生態系――一定の空間に生育する生物群と、それらの生育にかかわる要因の複合的な体系。呪縛(じゅばく)――心理的な制約。陶汰(とうた)される――適当でないものとして除かれる。





設問



1. ①しかし、このように判断の基準が変わっても、初めに述べたように、あくまで人間にとっての有用性が念頭にあったことには変わりはない。とあるが、筆者が 「判断の基準」の例として挙げているものを、本文中に述べられている順に次のようにまとめてみた。(a) と (b) にそれぞれ当てはまる語句を本文中からそのまま抜き出して書け。



(有形の効用) → (a) → (b) →(文化的機能)



2.②おそらく自然や森林の価値ではなく、意義とでも表現すべきものであろう。とあるが、筆者がこのように述べたのはなぜか。次のうちから最も適切なものを選べ。

ア  自然の本質に迫る深い内容を含む 「価値 」よりも、林業経営の基盤となる考えを具体的に表す 「意義 」の方が適切な表現だと考えたから。

イ  人間の知識では理解しがたい 「価値 」よりも、森林の効用についての人々の理解を助けてきた 「意義 」の方が適切な表現だと考えたから。

ウ  人間にとって有益かどうかを基準にした 「価値 」よりも、存在すること自体の意味に着目した 「意義 」の方が適切な表現だと考えたから。

エ  人間中心の観点を捨て去らなければ分からない 「価値 」よりも、経済的視点から簡単に分かる 「意義 」の方が適切な表現だと考えたから。





3. ③日本人にとって、これは必ずしも至難のことではない。とあるが、「日本人にとって、これは必ずしも至難のことではない 」とはどういうことか。次のうちから最も適切なものを選べ。



ア  日本人は元来自然との一体感をもっているので、自然を支配するという考えからどうしても抜け出せないわけではないということ。

イ  自然に対して強い愛着をもっている日本人が自然を支配しようとする考えにこだわり続けるのは、やむを得ない面もあるということ。

ウ  自然の利点を十分に知る日本人は西欧思想の限界を理解しているので、従来の考えを捨て去ることは極めて容易であるということ。

エ  自然との親和的一体感を守り続ける日本人には西欧の思想が定着していないので、特に考えを改めようとする必要もないということ。



4. ④そのことを忘れて自然を保護すると言い、自然との共存を称(たた)えても、自然の側からみれば 「いまさら何だ。」ということにもなりかねない。とあるが、 「そのこと」に相当する内容として最も適切なのは、次のうちではどれか。



ア  自然保護という言葉には特別な語感があるということ。

イ  保護されているのは自然ではなく人間であるということ。

ウ  自然の中では常に強者が弱者を保護しているということ。

エ  人間はいつも自然に対して優者の立場にあるということ。



解答



1. (a) 公共的機能 (b) レクリエーション機能



2. ウ



3. ア



4. イ




评论
<沖縄>





次の文章は、太平洋戦争中の沖縄北部を舞台にした作品の一節である。当時は不治の病といわれたハンセン病にかかり、ひとりで身を隠す母親を、幼い兄と妹がひそかに尋ねる場面である。この文章を読んで、あとの問いに答えなさい。







太一は、泣き叫ぶ美代の手を取って、一目散に女の後を追いかけた。美代が何度か躓(つまづ)いて転んだが、その度に美代を抱き起こし、また駆け出した。小屋の前に辿(たど)り着くと、二人は再び、



「お母(かあ)、お母……。」

と、呼び続けた。



「お母、お母、開けてちょうだい……。」



と、美代は泣きながら入り口の戸を[u]①ぱんぱんと[/u]叩(たた)いている。中からは何の返事もない。太一も必死になって小屋の周囲を回りながら入り口を探すが、他に入り口はない。もう一度元の位置に戻ると、再び戸をぱんぱんと叩いてお母を呼び続けた。そして叩きながら中の様子を窺(うかが)った。戸の隙間(すきま)から覗(のぞ)くと、一人の女が息を殺して身を小さくして膝を抱きかかえるようにして座っているのがちらちらと見える。やはりお母に間違いはない。大声でお母を呼び、さらに戸を叩き続けた。



突然、中から[u]②怒鳴[/u]り声がする。



「こら、どこの子供だ。私の家をぱんぱんと叩くのは。」



太一は、びっくりした。お母の声ではない。今まで聞いたこともない[u]③男のような声だ。[/u]



美代もびっくりして戸を叩くのを止めた。



「どこの子だ。早く家へ帰りなさい。帰らないと叩き殺すぞ。潮も満ちてくるよ。墓の前は怖いよ。早く家へ帰りなさい。帰れ。」

太一は、思わず美代の手を取って後ずさった。やはりお母の声ではない。聞いたこともない声だ。

美代もやはり、太一と同じような不安に囚(とら)われたのだろう。後ずさりながら、太一の手を強く握りしめて、涙ぐんだ目で太一を見上げる。



太一も、美代の手を強く握り返して立ち止まる。そして、しばらく黙ったままで小屋を見つめる。やがて、意を決したかのようにもう一度、勇気を出して小屋に向かって呼びかける。





「お母、太一だよ。美代と一緒に来たんだよ。」



しかし、太一の声は、緊張のあまりほとんど声にはならない。[u]④口の中が、からからに渇いているのが自分にも分かる。[/u]





「お母、太一だよ、美代も一緒だよ。」



太一は、思い切り声を張り上げて言うが、言葉が小屋の中まで[u]⑤トド[/u]かずに、目の前で小さく消えていくのが分かる。



小屋の横に目をやると、アダンの木の下がぬかるみのようになっていて、湧き水がちょろちょろと流れている。大きな鋏(はさみ)を有した赤蟹(あかがに)が、うようよと枯れ葉の下を蠢(うごめ)いている。美代が太一の手を再び強く握る。



太一は、握った美代の手を揺すって、一緒に声を上げてお母を呼ぼうと[u]⑥促[/u]す。美代は黙って頷(うなず)く。太一は大きく深呼吸をして、必死で呼吸を整える。美代も傍らで、小さく真似をする。

イチニノサンで、声を揃(そろ)える。



「お母……。」

すると、すぐに小屋の中から再び異様な声が[u]⑦オソ[/u]いかかる。



「まだここにいるんだな。早く帰らないと、本当に叩き殺すぞ。」



その声に弾(はじ)かれたように、太一と美代は、くるりと小屋に背中を向けると、一目散に走り出した。(大城貞俊『椎の川』より)



設問



1. 文章中の傍線部②⑥の漢字の読みを書き、⑤⑦のカタカナを漢字に直しなさい。





2. 文章中の傍線部①「ぱんぱん」の表現技巧の説明として、次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選んで、その記号を書きなさい。



ア 擬人法 



イ 反復法 



ウ 擬声語 



エ 体言止め

3. 文章中の傍線部③「男のような声だ。」とあるが、なぜ男のような声を出したのか、次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選んで、その記号を書きなさい。

ア 病気のため錯乱し、幼い子供達と分からないで怒鳴ったため。

イ 病気が感染することを恐れて、幼い子供達を近づけないため。

ウ 病気により声が太くなり、子供達に会うのが恥ずかしいため。

エ 病気で安静にしているのに、子供達があまりにうるさいため。



4.  文章中の傍線部④「口の中が、からからに渇いている」のはなぜか。次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選んで、その記号を書きなさい。

ア 何回も大きな声を出し戸を叩いたので喉(のど)がかわいたから。

イ 呼びかけても何の返事もないので勇気が消えかけたから。

ウ 声の主が母親と違うのではないかという不安があるから。

エ 周囲にはたくさんの墓があり怖くてとても緊張したから。

5. 幼い兄と妹の不安を象徴する言葉として、次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選んで、その記号を書きなさい。 ア 小屋の戸



イ 墓 



ウ アダンの木 



エ 赤蟹



6. この文章では何が中心に描かれているか。次のア~エのうちから最も適当なものを一つ選んで、その記号を書きなさい。

ア 幼い子供達が母親を慕う姿とそれを拒否する母親のつらい心情。

イ 母親に会いたい一心の幼い子供達の行動力と微妙な心の動き。

ウ お互いを求め合う親子の情が美しい自然の中で描かれている。

エ 何度も戸を叩く子供達に対してうるさく思う母親の気持ち。





解答

1. ②どな ⑤届 ⑥うなが ⑦襲

2. ウ

3. イ

4. ウ

5. エ

6. ア





各都道県高校入試問題による。










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